職人から見てかっこいい外壁の家ベスト3【完全に個人の好みです】

ガルバリウム鋼板の縦張り外壁 5. 職人コラム

16年間、外壁職人として数百棟の施工に携わってきました。

毎日外壁を張っていると、「この家かっこいいな」「自分の家を建てるならこれにしたい」と思う外壁が自然と見えてきます。

今回は完全に個人の好みで、職人目線でかっこいいと思う外壁ベスト3を正直に紹介します。あくまで私の主観なので、参考程度に読んでください。


第3位:コーキング目地なしのニチハ六尺板

どんな外壁?

ニチハの「フュージェ」シリーズに代表される、目地(コーキング)が出ないサイディングです。

普通の窯業系サイディングはボードとボードの間にコーキング剤を充填するため、縦に目地のラインが見えます。これが「いかにもサイディング」という印象につながることがあります。

一方、コーキング目地なしの六尺板(約1820mm)は、パネル同士がかみ合う構造になっているため、目地がほとんど見えない。遠くから見ると塗り壁やモルタルのような、すっきりとした一体感ある外観になります。

どこがかっこいいか

正直、普通のサイディングと比べると「コーキングの目地がないだけ」なのですが、これが仕上がりに大きく影響します。

継ぎ目がないと、外壁が一枚の大きなキャンバスのように見える。シンプルなのにどこか上品で、見飽きない外観になります。

職人目線でも、コーキングを打つ手間が減るぶんきれいに仕上げやすい。施工する側としても気持ちよく仕上がる材料です。


第2位:ヘーベルパワーボード(ジーファスシリーズまたは平板)

どんな外壁?

旭化成建材の「ヘーベルパワーボード」は、ALC(軽量気泡コンクリート)でできた外壁材。断熱性・耐火性・耐久性が高く、ヘーベルハウスの外壁としても有名です。

私がかっこいいと思うのは、ジーファスシリーズ平板の2択です。

どこがかっこいいか

ジーファスシリーズは、天然石をノミで削ったような独特の凹凸が特徴。光の当たり方によって表情が変わり、朝・昼・夕方でまったく違う顔を見せます。重厚感と高級感があって、「いい家だな」と思わせる外観になります。

平板はその逆で、表面が完全にフラット。塗装で仕上げるため、色の自由度が高い。モノトーンで仕上げると非常にスタイリッシュで、シンプルモダンな外観が好きな方には最高の選択肢です。

パワーボードは最後の塗装で仕上がりが決まるので、塗料選びにこだわることが大事。フッ素塗料以上を使えば、長年きれいな状態を保てます。


第1位:ガルバリウム鋼板の縦張り・一枚もの(平屋)

どんな外壁?

金属系サイディングのガルバリウム鋼板を、縦張り・一枚もの(特注長尺品)で仕上げた外壁。これが私の中で断トツのNo.1です。

特に平屋との組み合わせが最高だと思っています。

どこがかっこいいか

まず、縦張りの一枚ものというのがポイントです。

通常のサイディングは複数枚のパネルを横に張っていくため、どこかに横のラインや見切り材が入ります。でも特注の長尺品(6m・8m・12m)を使えば、下から上まで継ぎ目なしの一枚で張れる。見切り材も不要。外壁がすっきりと縦のラインだけで構成されます。

この「継ぎ目がない」「余計なものがない」シンプルさが本当にかっこいい。

さらに平屋との相性が抜群です。平屋は天井が高く取れるぶん外壁の面積が広くなりますが、縦張りの一枚ものガルバで仕上げると、その広い面がシャープな縦ラインで統一されて非常に美しい。モノトーン(黒・グレー・白)で仕上げると、住宅雑誌に出てくるような外観になります。

ガルバは軽くて耐久性が高く、コーキングもほぼ不要(サッシ周りのみ)。見た目だけでなく、性能面でも優れた外壁材です。


まとめ

順位外壁材おすすめポイント
1位ガルバ縦張り一枚もの(平屋)継ぎ目なし・シンプル・シャープ
2位パワーボード(ジーファス or 平板)重厚感・高級感・塗装次第で無限の表情
3位コーキング目地なしニチハ六尺板目地が見えない一体感・上品な仕上がり

どれも「継ぎ目が少ない・すっきりしている」というのが共通点です。個人的には、外壁はシンプルな方が飽きがこなくてかっこいいと思っています。

これはあくまで職人・個人の好みですが、外壁選びの参考になれば嬉しいです。


この記事を書いた人:新築外壁施工歴16年の職人。ALCとサイディングを専門に、年間180棟以上の現場で施工管理を担当。

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